私たちの生命活動は、自律神経によってコントロールされています。例えば、心臓を動かしたり、発汗を促したり、血圧や胃腸の動きを左右するなど、無意識のうちに働くのが自律神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つは相反する働きをしています。その関係はちょうどアクセルとブレーキのようなもの。活発に頭や体を動かして心身が“興奮”するときには、アクセルである交感神経が働きます。
一方、くつろいでいるときや眠るときなど“リラックス”したときに優位になるのが、ブレーキの役割を果たす副交感神経です。
交感神経と副交感神経は一日のうちでも、上手に切り替わっています。活動的になる日中は、交感神経が高く、夕方から夜にかけて副交感神経が高くなるのが健康な状態です。
ところが、現代人は日中に受ける心身のストレスが大きく、夜になっても副交感神経がうまく機能しない人が急増中。まさに、現代人の疲れは、副交感神経の乱れが原因といっても過言ではないのです。
近年の研究によって、自律神経のバランスを整えることが、疲労回復や運動パフォーマンスアップにつながることが明らかになってきました。
疲労した状態(休養不足)における自律神経バランスでは、十分な回復期を得られず、活動量が回復量を上回ってしまうために、疲労が蓄積し、精神疲労、肉体疲労を慢性的に感じる原因となっています。
このような慢性的な疲れは副交感神経の低下した状態が続くことで起こります。この副交感神経機能活性レベルを測定すると、一般に男性は20代から30代になったときに、女性は30代から40代になったときに、副交感神経が一気に下がるというデータがあります。中高年が抱える慢性疲労の悩みと副交感神経の急降下と密接な関係があるのです。
一方、スポーツ後の急性疲労から抜け出すためにも、副交感神経を上げることが不可欠。そのためには、交感神経のスイッチを一度オフにする質のよい睡眠が大事。副交感神経を上げて深い睡眠が得られれば、自律神経バランスが整えられ、睡眠中に疲れた細胞を再現・修復されるのです。
十分な休養・休息がとれない現代人が、自律神経をバランス良い状態へと改善させる方法とは。
短期的に副交感神経へと働きかける「攻めの休養」が必要となるのです。
一般的な「攻めの休養」例
数々の研究結果と、最新の科学技術により、疲労回復効果が実証された繊維素材DPV576。その繊維素材を開発した、日本の株式会社ベネクスは、大学、そして神奈川県との産学公連携事業により、人間が本来持っている自己回復能力(リカバリー能力)を妨げることなく発揮させることを目的にした世界初の「休養時専用」リカバリーウェアを発表しました。
リカバリーウェアの繊維に練り込まれているPHT※(プラチナ ハーモナイズド テクノロジー)は、運動後の身体が自らリラックス状態へ導かれることをサポートし、本来身体が持っているリカバリー能力を無駄なく発揮できる環境へと導きます。
着用することで運動後の筋肉の回復を促し、このテクノロジーにより、リカバリー能力が十分に発揮されることが期待できます。例えば運動以外のシーン、例えばリラックスタイムや就寝時にリカバリーウェアを着用する事で、今までとは違った身体の軽やかさを実感する事ができます。
(調査対象557名 複数回答|2012年日本にて実施)
ドイツ・ミュンヘンで年2 回開かれる世界最大級の国際スポーツ用品専門見本市「ISPO」。その中で、世界中のスポーツバイヤーが注目する新商品のコンテストがあり、毎年、センセーショナルな新商品が飛び出すことで知られている。スポーツ業界における品質の証、 そしてトレンドのバロメーターという役割をもつ同アワードは、外部の専門家が製品の機能性、革新性、デザイン性などから総合的に評価して商品を決める。5つの製品部門とマーケティング部門の計6部門で、それぞれに最優秀製品賞、6部門内でもカテゴリーごとに金賞が贈られる。
・かながわビジネスオーディション2012 奨励賞(2等)とMINERVA賞のダブル受賞
・かわさき企業家オーディション 日本起業家協会賞